私の脳内カルデアはヒマラヤ山脈のどこか(少なくとも標高6000m以上)に魔術的に隠されて存在していたんですが、今回のベディの幕間で「極圏」って表現されてましたね。
「すっげえやべえこの世の果て」みたいな比喩ならヒマラヤで行けるんですけど、本当に物理的な意味で極圏なんだったら北極or南極ってことになるんだろうか。
北極or南極でそんな標高高い場所あるのかな、とは思いつつ、どの国の領土でもない場所っていうのはああいう国連的な活動をするには好都合かなあとも思える。ヒマラヤだったら今もう政治的にぐっちゃぐちゃだよ。
マハトマロマンとしてはヒマラヤを推したいけれど、近未来SF感とか広義での密室感(過去と未来以外どこへも行けない感じ)だと北極or南極もいいなあと思いました。
ヒマラヤならマスターが全てを捨てて逃げだしても、偶然リャマだかアルパカだかを連れた遊牧民に拾われて人間世界に戻れる可能性がありますが、北極or南極なら死しか待ってないよね。もちろん誰かが助けに来ることもできない。
こういうことを考えるにつれて、やっぱりマスター(主人公)って特殊な訓練を受けているかとっくに気が狂ってるかのどっちかにしか思えんくなる。突然拉致みたいにしてヒマラヤか南極かに連れて行かれて完全密室空間に猟奇殺人鬼とかを含む常識通じない人たちと強制共同生活で、命がけの戦いを強いられるんでしょ。そんでお前が失敗したら人類滅亡って。しかも人類最後のマスターなんて、自殺もさせてもらえなさそう。自殺したつもりが、思考能力と神経と魔術回路をゴーレムに移植されてコロシテ…コロシテ…状態にされそう。
「私を連れて逃げて」を頼むならエドモン、「私を殺して」を頼むならビリーだと思ってるんですが、エドモンがマジで凡人のマスターをコートの内側に庇いながらブリザードの中を歩く光景とか大層エモいですね(目指す先は氷の海しかないのに!)。ビリー君はマスターを射殺した後でやっぱりブリザードの中を歩き、銀の弾丸と一緒に氷の中に埋めてくれます。でもスタッフに見付けられてマスターはゾンビになります(エドモンの場合も結末は同様)。
救いがねえ~~~
(2017/10/06)