御朱印帳がいっぱいになった。膝丸を見に大覚寺に行って、そのとき買った御朱印帳だ。
お寺によく行くから旅日記代わりにできるかもな、とそれ以前から御朱印帳の購入は検討していたのだが、なんとなく機会が無かった。大覚寺の物販で綺麗な襖絵の表紙を見て、良いな、と思い、ついでにうちの檀家寺も真言宗なので丁度いいかな(?)と購入した。だから1ページ目は大覚寺の御朱印だ。
それにしても色んなお寺に行った。刀剣の絡みも多いが社員旅行だの趣味の旅行だの散歩だの親戚の法事だのにも持って行ったので、確かにちょっとした日記になった。
何度か訪れたお寺でも一回ずつしか御朱印は頂いていないが、例外的に二度以上書いて貰ったお寺が三山ある。マイフェイバリット寺だ。
1. 京都嵐山、常寂光寺
2. 福岡雷山、大悲王院
3. 京都嵐山、化野念仏寺
1と3はそんなに離れていないので、だいたい一緒に行く。2は車無しでは行けない山中だが、親戚が住んでいるエリアなのでだいたい法事のときに行く。
私的にポイントが高いのは勝手に座れる濡れ縁があること、静かなこと、人工と放置のバランスが良い山、建物や植生に色数が少ないこと、人が少ないこと。嵐山で人が少ないとか嘘やろって感じするけど、実際この二山はなぜか行く時は人が少ない。シーズンオフ? 天気が悪いことが多いから? よく分からない。雷山は人より狸の方が多い。
落ち着く順に番号を振ったらこうなったけれど、念仏寺は全然落ち着かない。どんなに静かでも落ち着かない。1≧2>>>略>>>3.けどまた行きたくなる。たぶん私にとってテーマパークに近いんだと思う。死にたい、でも、死ぬのか…、でもなく、私もじきに死ぬな! みたいな事実の再確認ができる。快感だ。
ふと思い出したけれど、私は山に行くと高確率で雨が降る。山の天気は変わり易いから当たり前かもしれないけれど。お陰で山というと自然に濡れた山道を歩く感触が蘇る。
いつ行っても観光地の寺に人気が無いのは、単にそういうことかもしれない。雨に濡れた古刹は美しい。