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★拍手より、「こんばんは、初めまして、ソルジェラの民です。このたびは自家通販のご対応くださり有り難うございました。~」の方

→ご感想とても嬉しかったです、本当に有り難うございます。ソルジェラの民の方にまで手に取って頂けたなんてメチャクチャテンション上がりました。
 そうなんですよ、全部の始まりはソルジェラなんですよ。「あいつらが勝手なことしやがったせいでオレ達がこんな目に…」って恨まれたってしょうがないところなのに、ソルジェラの行動を否定する者もおらず、チームのみんなが無念の気持ちを胸に持ち続けていたっていう、そのことでソルジェラがどれだけチームの一員として尊重されていたかっていうことと、ソルジェラの考えや行動がどれだけ信頼されていたかっていうことが…ね! ね!

 ソルベは物凄く拘りが強くて潔癖症で神経質で、お金に細かいっていうのはアニメからの輸入です。自分の思い入れが強いことに関しては異様に執着するのに、そうでないことに関しては認識が曖昧っていう、ある種の脳ミソの働き方の癖を感じさせるようなキャラとして考えてました。あまり書けませんでしたけど。同じ服を何十枚も持ってて毎日同じ格好をしてる(けどメチャクチャ清潔)みたいな。
 イルーゾォとジェラートに何らかの繋がりを持たせるひと多いですよね。もちろん私もそのうちの一人ですけどね。私はイルーゾォをかなり扱いにくい奴として妄想してて、でも一人だけ孤立してたら「暗殺チーム」のあの強烈な連帯感から一人だけ置いて行かれてしまうので、彼らがチームとして成熟していく過程でイルーゾォとその他メンバーを結ぶ立場にジェラートが居てくれたらなあという理由でした。

 居なくなったひとが残していったものが後の展開に影響を与え続ける、みたいなのが凄く好きなんです。ジェラートはチームの連帯(イルーゾォはもちろん、プロシュート加入時のあれこれとか、メローネとか)っていう目に見えない居場所を、ソルベは「彼らのアジト」っていう目に見える居場所をそれぞれ残して行ったので、今回書いたのはリゾプロとギアメロの話ではあるんですけど、あくまでも「かつてソルジェラが居た暗殺チーム」の話なんですよ…っていうのがね…本筋を離れるのであまり強調はできなかったんですけど、私的にはぐっとくるポイントだったんです。

 スタンド褒めてくださってありがとうございます。幽遊白書サイコーですよね。私の情操教育は冨樫作品なので骨の髄に冨樫エモが染みついてるんですよね。書けなかったんですけど、ジェラートの暗殺はターゲットの体を乗っ取ったまま自殺するとか自分が殺されるように仕向けるとかなので、私はジェラートがメンタル深淵キャラとして設定してました。
 ソロのハッピーキチガイで居られたうちはそれでも仕事が成り立ってたんですけど、ソルベと好き合って凄く普通な恋愛感情を育てたり、チームにハッピーキチガイが増えて仲間意識が強くなったり、そのくせどんどん仕事が増えて毎日何回も精神の死を味わううちに徐々にジェラートのメンタルにガタが来て、でもそのことに気付いたのはソルベだけで、ソルベ的にはジェラートを仕事から遠ざけたいんだけどジェラートがそれは嫌がるし、チームの状況的にもそんなの不可能って分かってて(この辺で髑髏寺のエピソード)、この生活が続く限りジェラートは死に続けなきゃいけない、ジェラートの精神が死ぬか肉体が死ぬか、そのどっちかに至るまで終わりも逃げ場も無いんだっていう閉塞感からソルベが主導して動き始めた感じです。

 二次創作者の数だけソルジェラはあります。「おれの考えた最きょうのソルジェラ」を掲げ合いましょう。暗殺チームがあるところにソルジェラはいつもあるのです。なんか宗教感のある締めになって申し訳ありません。本当にメッセージありがとうございました、楽しかったです!



★拍手より、「承花のヒマラヤ本を拝読し、初めてメローネに興味を持った者です。~」の方

→承花のヒマラヤ本っていう言い方に私が凄くときめきました。有り難うございます。承花でも仗助でもジョルノでもなくメローネに引っかかったっていうのがその…ちょっと面白いですね! 有り難うございます!
 あの母親と、リゾプロ本で書いた母親は同じです。同じ妄想設定でメローネ書いてます。ただ、あの話を書いた時点では、メローネは母親と伯父(母親の兄)の間の子供として考えてました。どっちにしても近親相姦なんですが、母親と祖父の方が「親と子」の因縁が巡るので業が深くなるなと思って、リゾプロ本から設定を修正しました。
 承花一本槍だったのに5部で突然のカプ並列、分かりすぎてペットボトル握りつぶしました。5部がね、若い男総当たり戦なのが悪いですよね。数あるメローネカプの中からギアメロをチョイスして頂き有り難うございます(私はギアメロの何なんだ)。



★拍手より、「ヴェンデッタとオメルタ、泣きながら読みました。~」の方

→「でんわ、(もうと)れなく(なりそうだ)。(さいごまでつきあえなくて)すまない」です。



★「この度は素敵な御本を世に出していただき、誠にありがとうございました。まとまりのない感想ですが、伝えきれない感謝の気持ちに代えてお送りいたします。~」の方
https://privatter.net/q/674e49506f6c543557775945656e37614834736b2b673d3d

→ご感想ほんとうに有り難うございます。カップリングが2種類あるため泣く泣く二冊に分けましたが、同じチームで起こったひと繋がりの話なので、両方に目を通した上で俯瞰の感想を頂けたことが本当に嬉しかったです。
 イルーゾォに関しては、「なぜ彼が、あのタイミングで、あの場所に姿を現したのか」ということが私にとって長年の謎だったので、原作の空白を妄想で埋めて書きました。そういう意味ではギアメロ本で一番味付けが濃いのはイルーゾォなのかもしれない…メローネサイドの短編もひとつ持ってるし…。
 彼、原作で登場の理由付けが全くされて無いんですよね。ここは二次創作のしどころだと思います。濃い味付けにした結果、イルーゾォにも物凄く思い入れができてしまったので、なんなら彼が主役の話とか書きたい気持ちです。

 リゾプロの別れ、あっさりしてますよね。私もあまりにもあっさりしてるなと思いつつ、だが! あえて! と思いながら書きました。もちろんあれがギアメロ本であるという事情も大きいのですが、それ以上に、リゾットもプロシュートもこれが今生の別れになるなんてこれっぽっちも思ってなかったんだ、ということを強調したかったんです。
 あくまでも日常の一コマで、自分達は殺しに慣れてて強くって、そのうえ有位な追う側で、相手はガキを寄せ集めた下位チームで…とにかくリゾットはプロシュートを送り出すのに普段の仕事と同じ程度のリスクしか考えてなかったし、プロシュートもまさかこんなことになるなんて予想だにしてなかった。
 もしもその時点でイルーゾォの死が確定してればもう少し慎重になったり、もっと濃い感情の機微を書いたと思うんですが、「ほんの僅かの間に仲間がみんな死んでいく」という慌ただしさと無常感も大事だと思ったので、事態の進行に現状の把握が付いて行かなかった結果がああいう、拍子抜けするほどあっさりした別れの描写になりました。

 ラッキー初夜、凄い笑いました。ほんとですよねラッキー初夜。兄貴のオウンゴールみたいなもんですよね。据え膳を皿まで食う男、リゾット・ネエロ。言われてみれば確かに、ギアッチョの方がしっかりしてる…!
 まあギアメロは、少し価値観や感性に問題があるだけで、ヤりたい受けとヤりたい攻めがガッチリと合意をしたうえで臨んでますので、こう腹の据わり方がね…? なんだかんだ理由を付けなきゃヤれないなんて、大人は面倒くさいですね。
 最後、まさかの十二国記でまた笑いました。光栄です、有り難うございます。最近ちょっと現実生活がコチャついてまして、出る可能性が結構低いのですが、8月のインテでヴェンデッタとオメルタの続きの話というか、最後の話が出せたらいいなと思っています。ボスになったジョルノと、生き残らされたメローネと、彼の語る暗殺チームの話です。仮に間に合わなくてもピクシブかサイトで公開するとは思うので、気長にお待ち頂けたら嬉しいです。
2019/06/09(日) 16:15 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
『海獣の子供』の映画が公開された。
絶対見に行かないと思った。
どんなに素晴らしいものを出されたって、絶対に喜びよりも不満が大きいと分かりきっているからだ。

この作品は漫画だから良い。理解(した気分になるため)のハードルが高い。
映画になることで、動きと音が付く。とても分かりやすくなる代わりに、作品が内包する無限の可能性、各々が想像力で作り出した『生誕祭』のスケールは確実に小さくなる。
万人に100点の模範解答を見せることで、未だ原作に触れていない一握りの人間が作り出す、一億点の奇祭の可能性が潰えてしまうことが惜しい。

この作品の理解(した気になれる)度は、情報量をどれだけ多く受け止められるかに掛かっている。
どんなに壮大な風景でも、銀盤写真で撮るのとデジタル一眼で撮るのでは解像度が違う。再現できる景色の緻密さが変わる。
そしてこの作品を受け止めるための受容体は、断言してしまうが、感性でも知識でも無く、ただひとえにその人の持つ「海の経験値」でしかない。

大方の人にとっては「よく分かんないけど凄い漫画だなあ」、少数の人にとっては「何か波長が合うな、好きな漫画だな」、ごく一握りの人にとっては「これは私のために描かれた漫画だ」、そういう受け入れられ方をする作品だと思う。この感想の差は、読み手それぞれの海との関わりの差だ。
泳いだことが無い人よりは、プールで泳いだことがある人の方が、そしてそれよりも海で泳いだことのある人の方が、間違いなくあの作品を高解像度で読み解ける。

作品中に出てきた「温度の違う水の塊に乗って移動する」という表現。これを読んだ瞬間、背骨が痺れた。分かる。あまりにも分かる。

足の着かない、底の見えない、暗い海を泳いだことがあるか。
浮上の空気を計算しながら、己に許される深さまでを潜ったことがあるか。
波に翻弄され、海洋生物に恐怖を感じ、自分が海の藻屑になることをリアルに想像したことがあるか。
裸で海を泳ぐと、海中に漂う藻や小さな生物はもちろん、波のうねりも水面の泡も全てが皮膚に絡みつき、己と海の境界など存在しないことを教えてくれる。

圧倒的な強さと大きさは、時に豊かな優しさを、時に無慈悲な恐怖を木っ端のような人間へと見せつける。
自然を守ろう、などちゃんちゃらおかしい。人が海のためにできることなど何も無い。人は海から生まれた海の眷属だ。人がゴミで海を汚すのと、オキアミが海中で糞をするのは同じレヴェルの話だろう。
ゴミで汚れた海では沖合に回遊魚が寄りつかず、水産資源が獲得しにくい。だからダメ。オキアミの糞は海中に多量の酸素を供給し、海藻は繁茂し、海洋生物が増える。だから良い。

結局はニンゲン好みの環境かどうか、それだけなのだ。
海に限った話ではない。山も川も全て、「環境を守ろう」と謳われる環境はいつだってニンゲンに都合の良い環境だ。
美しい自然、というキャッチコピーで映される森には獰猛な獣が居る。素晴らしい草原には毒虫も居れば、足をかぶれさせる湿地帯もある。地球はニンゲンのために作られた星ではない。ニンゲンが作った箱庭ではない。
たまたま、今この一時においては、ニンゲンが繁栄しているだけだ。偶然のバランスが崩れれば当たり前に滅びるだろう。それでいい。

もちろんニンゲンだって野生の獣だ、滅びを回避するために努力するのは当然だ。だから自分好みの環境を保持しようとすることに否やのあるわけもない。
だが、あたかも地球はニンゲンを繁栄させるための舞台装置のような言い方で、地球を守ろうだの自然を大切にだの言うことに腹が立つ。
ニンゲンが少しでも長く快適に暮らし続けるために、他の生物への影響なんか顧みず、ニンゲン好みに地球を改造していきましょうと言え。

ニンゲンは神から特別に作られた存在であり、その他の動物すべてを統べる役目があるのだ、聖書にそう書いてある。だから百獣の管理者として、ニンゲンは他の動物を駆逐してはならないのだ。せめて最低限の影響に留めるべきなのだ。
宗教的真実に基づいてこう主張されればまだ、まだ私的には良い。無自覚な傲慢さ(衣食住に快適なショッピングに安全なレジャーまで確保した上で大切にする自然とは?)に比べれば遙かにマシだ。そんじゃあ今すぐ命を絶つのが一番簡単ですね、とは言っちゃうかもしれないけど。ジャイナ教徒を見習おう!

こういう考えなので、捕鯨とかイルカ漁とかに関しては物凄く、ものすごーーーーーーーく、言いたいことがあるんですけど、完全に怒りの蠱毒になることが目に見えてるしヤバいなこれ『海獣の子供』の話だったのになんで欧米のニンゲンNo.1主義的自然保護めっちゃ腹立つ話になってんだ???
この作品がブッ刺さるには海(に限らず、自然)に対してマジの恐怖を感じたことがあるかどうかが分かれ目になるだろうな、みたいな話なんですけど…。

私の母方の親族はみな港町に住む漁師で、父方の親族とは疎遠なため、私にとって「田舎」と言えば母方の漁村なんですね。
そしたらね、当たり前にみんな海で死ぬんですよ。ニンゲンはあまりに泳ぎが下手だし息も短いから当然ですよね。海に浮かんだ木っ端みたいな船から落ちたら終わりなんだもん。沖の波は速いし重いんですよ。海水温は浜に比べて格段に低いからすぐ低体温になるし、あと船の周りってスクリューが作る波のうねりみたいなのがあって、凄く泳ぎにくいんですよね。そんで、うかうかしてたら鮫とかヤバい毒を持ったクラゲとか居ますから。海においてニンゲン、完全にアウェイ。「きれいな海を守ろう」の海ってこんなんだけど、ほんとにいいの???

そんなんだからね、もう神頼みとか験担ぎとか凄いんですよ漁師って。生きるか死ぬかの瀬戸際じゃあ運しかないってのがみんな分かってるからでしょうね。
同じように海に放り出されて、片方は溺れて片方はロープに引っかかった、とかそういう経験を繰り返していけば、最後には信仰心の強い漁師ばかりが生き残るんでしょう。だから不思議な話だってわんさか生まれます。
海と宗教、もしくはオカルトの親和性の高さ。むしろ海から宗教が発生する。海に対して全くの無力であるからこそ、ニンゲンは海に神を見出して来た。ただ拝んで縋るほかに無いからこそ、海を信仰した。

なんかね、そういう下地が無いと『生誕祭』の底なしのスケールはピンと来ないんじゃないかなあと思って…。
もちろん作者が五巻を費やしていっぱい語ってくれるんですけどね。私的には海中でバラバラにされて食い尽くされたニンゲンは跡形も残らない(海はあまりに広く深いので、陸から認識できるのはごく僅かな事柄しかない)っていう、深淵を覗き込むようなエピソードが好きですねえ。ニンゲンは月まで行ったのに、未だに地球の最も深い海には到達できてないんですよ。おお怖い。最高。

まあそんななので、とりあえず一応、来週映画を見に行きます。
たとえ映画がどんな出来でも、米津さんの歌を聴きに行ったと思えば元は取れると思うことにしました。
私は米津さんを五十嵐ファンのオタクとして信頼しているので、頼んだぞハチ(呼び捨て)という気分です。
せめて最低限、海獣を怖く描いてて欲しいな…。海中で目が合うザトウクジラの巨大な目。こちらを凝視するイトマキエイの意思疎通不能感。お願いしますよ。「こんなに可愛らしく賢いイルカになんて惨い仕打ちを!」とか言う奴を頭から囓る感じの海獣をね、お願いします。
2019/06/08(土) 21:21 その他 PERMALINK COM(0)
現時点で頂いている通販のお申し込みには全て返信が完了しています。
返信が来ていないという場合、私がメールフォームを受信できていないか、当該の方が私からの返信を受信できていないかのどちらかなので、ツイッターもしくはピクシブメッセージでのご報告をお願いします。

茨城県日立市のSさん(両方一冊ずつご希望)、メールアドレスの不備で返信ができません。ご連絡をお待ちしています。
2019/05/22(水) 22:36 その他 PERMALINK COM(0)
5/15中にメールフォームから通販申込みを頂いた方への返信は完了しております。
まだ私からの返信がない場合、メールフォームが届いていないか私のメールが届いていないのどちらかなので、ツイッターかピクシブメッセージでご連絡ください。

☆茨城県日立市のSさん(両方一冊ずつご希望)
☆鹿児島県姶良市のTさん(リゾプロ本一冊ご希望)
メールアドレスに間違いがあるようで、送信ができません。ツイッターかピクシブメッセージでご連絡ください。
2019/05/19(日) 21:27 その他 PERMALINK COM(0)
スパコミが終わってもうすぐ二週間が経とうとしているのに未だにスパコミ原稿いじくってるのなーんでだ

「自己満足のための趣味」にどのくらい労力を割くかってかなり難しい問題ですよね。
リゾプロ本で慣れないエロを書いたら心が勃起不全になり次の原稿に取りかかれるまでにかなりの時間が無駄になり、結局時間が足りなくなって睡眠時間を削って印刷所に泣きついて数時間の猶予を貰い、最後は寝落ちを防ぐために立ったまま文章を打ってなんとか完成させたギアメロ本なんですが、まー不備とうっかりのオンパレード。

誤字脱字くらいなら「すまん」で済ませるところなんですが、一段落まるまるコピペ忘れがあったり最後に纏めてやろうと思った作業をやり忘れてたり。甚だしいのが、間に合わないと悟って収録を諦めた短編の内容が収録済の他の短編で触れられている、つまり伏線のデッドリンクね。頭を抱えたまま後ろに倒れました。

とはいえ。とはいえですよ。自己満足の趣味なんですよ。正直、「完成度が低いので回収交換します」ってやらない方がいいんじゃないかとも思ったんですよね。

これが印刷所の乱丁とかだったらいいんですよ。不備なので。でもこの、ハチャメチャな内容ってある意味…これがそのときの全力じゃないですか…。内容の整合性が取れないっていうのが乱丁と同じ扱いなら、変な話「文章が下手」っていうのでも不備扱いになっちゃうのでは? これがエスカレートしたらいつか「萌えなかったから金返せ」に対応せざるを得なくなるのでは? と。
あとは万が一、他のサークルさんに「こんなに誤字脱字があって面付けまで失敗してるんだからちゃんとした本を刷って交換しろ! 他のサークルはちゃんとそうしてる!」とかの引き合いに出されたら首を括るしかないよな…とか。

色々…色々考えたんですけど…結局は交換することにしました…。結局は「もしかしたらこの本が、私が出した唯一のギアメロ本になるかもしれないのに、それがこの仕上がりでいいのか?」っていう…結局は自己満足的な部分で…。
結果から言えば、リゾプロ本に時間を食われた結果がこれなので、なんというか…ギアメロ(概念)に申し訳ねえみたいな気持ちが大きいんですよね…。けして君を軽視したつもりはなかった、単に時系列的にリゾプロの方が早い時期を扱ってるから、リゾプロからやった方が頭が混乱せずに済むなっていうそれだけだったんだ…。

もしこれから先、またリゾプロとギアメロを一緒にやることがあれば、今度はギアメロから先にやってリゾプロをメチャクチャにします(メチャクチャになる前提)(多分もうこんなことはしません)
2019/05/17(金) 13:57 日々 PERMALINK COM(0)
萩に行ったとき、気に入って買った萩焼のコップに私は「くじら3号」と名前を付けた。往年のガールズバンド、GO!GO!7188の『とかげ3号』のパクりである。
パクりではあるのだが、そのコップを初めて見たとき、私は「ああこの人はむかし死んで海底に沈んだシロナガスクジラのお腹なのだな」と思い、「くじら3号と呼ぶことにしよう」と購入し、帰宅してからGO!GO!7188のことを思い出したのだ。パクりだろうか。まあどうでもいいけれど。

くじらが好きだ。サメも好き。大抵の海洋生物に親しみを抱いているが、特に広く遠くを泳ぐもの、長く深くへ潜るものに憧れを持っている。

母方の親戚はみな漁師だ。祖父の弟、私から見れば大叔父だが、彼は誰も船を出さないような酷い天候でも必ず漁に出て、大儲けをする人だったらしい。命知らずは漁師にとって誉め言葉だが、あまりに稼ぐので良く思われていなかったようだ。
大叔父は結局、大しけの外洋へ漁に出たとき、船から落ちてヨゴレの群れに喰われて死んだ。浜に流れ着いた体の一部に彼の刺青が残っていて、それで葬式が出せたとか。

会ったこともない人なので、好きも嫌いも無いのだけれど、その死に様はいいなと思った。元々くじら好きだった私がサメも好きになったのは、大叔父の話を聞いてからだと思う。
大叔父を喰ったヨゴレたちはもう生きていないだろうが、ヨゴレという種そのものに大叔父の命が組み込まれたように感じたのだ。大叔父の魂が残るとすれば、流れ着いた背中の皮膚ではなく、生まれ続け死に続けるヨゴレの群れであろうと思った。

大叔父は船から突き落とされたのではないか、という噂は田舎の村のこともあり、未だに残り続けている。しかし嵐の海の前では雑音にしかならないし、ヨゴレにとってもまた無意味だろう。

脂肪を蓄えた鯨が死んで海底に沈むと、無明と低温のなかでゆっくりと分解されながら、その身ひとつで生態系を作り出す。人の体では膨れ上がって浜へ流れ着くのが落ちなので、私は死んだら灰を海に撒いて欲しいと思う。
喰って喰われる海洋生物の環の中に入るうち、いつかこの地球の最も深い海に辿り着けるかもしれない。そこにはきっと大叔父の骨も、大叔父を喰ったヨゴレの骨も、同じ様に積み重なっていると思う。その上に、私も骨を沈めたい。

「くじら3号」でコーヒーを飲むとき私はいつも、音も光もない海の底を思う。
2019/03/16(土) 20:22 日々 PERMALINK COM(0)
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